観覧車のゴンドラがガタりと震え、ゆっくりと地上の喧騒を切り離し始めた。
カチャリと扉がロックされる。ここから地上に戻るまでの十五分間、僕は空中100メートルの密室に、この姿で閉じ込められることになる。
「……そこに座って。真ん中」
結衣の指示通り、僕は女子4人が座るベンチに囲まれた、狭い床の上で正座をさせられた。
厚手のコートを羽織り、マフラーに顔を埋めた結衣、真希、沙織、美咲。彼女たちのブーツやローファーが、全裸で床に膝をつく僕のすぐ目の前にある。
「ほら、これ。準備できてるから」
真希が、僕の鼻先にスマホを突きつけた。画面には、クラスメイト全員が参加しているグループLINEの投稿画面。そこには、さっき撮影されたばかりの、僕の顔と局部をはっきりと写した画像がプレビューされている。送信ボタンの上で、彼女の親指が気だるげに止まっている。
「あんたが女子更衣室を盗撮しようとした罰だよ。……だから、これは単なる自業自得。文句なんてないよね?」
結衣の淡々とした、しかし拒絶を許さない言葉に、他の3人が「当然じゃない?」と小さく頷く。女子4人の重なり合った冬服の隙間に、僕だけが全裸で放り込まれている。彼女たちの衣服から漂う柔軟剤の清潔な香りが、僕自身の冷や汗の匂いを惨めに際立たせた。
「ほら、どんどん高くなっていくよ。……早く始めて。私たちが納得するまで」
沙織がローファーの踵で、コツ、コツと床を無機質に叩き始めた。それが開始の合図だった。
僕は震える手で、自分自身を握り、上下させる。すぐ目の前には美咲のダッフルコートの裾が揺れ、少しでも動けば彼女たちの脛に肌が触れてしまいそうだ。
観覧車が、ついに頂上付近でガタりと大きく揺れた。地上100メートル。4人の蔑みはより具体的で、容赦のない観察へと変わる。
「うわ……。ねえ、なんかクサくない?」
美咲がわざとらしく鼻をつまみ、顔をしかめて僕から体を引いた。
「本当だ、最悪。……っていうか、見てよこれ」
真希がスマホのレンズを限界まで僕の股間に近づけ、画面越しに指を差して笑った。
「こいつ、包茎だもん。ねえ、見て。皮が余ってて本当気持ち悪い。そんな粗末なのぶら下げて、よく盗撮なんてしようとしたね」
「本当だ……きっしょ。しかも、こんなに女子にジロジロ見られて、こんな汚い形したまま反応してるし。……うわ、本当にクサい。汗と、皮の裏の匂い? 混ざって充満してるんだけど」
結衣の氷のような声が脳内に突き刺さる。
「ねえ、いつまで丸まってんの。……立ちなよ。窓の方を向いて立って」
観覧車が下り始めるまでの残り10分。女子たちの「解剖」はさらにエスカレートし、僕は逃げ場のない密室で完全に限界を迎える。
この先、最後まで容赦なく弄ばれる「完全版(有料)」は、以下のリンク(note)にて公開中です。
👉 [【noteで完全版を読む】観覧車の頂上で、僕は女子たちに「解剖」された]
